キッチンに室内窓を設置する魅力とは?おしゃれな事例やメリット・注意点を解説します
2025/ 07/ 14

キッチンに室内窓を設置する魅力とは?おしゃれな事例やメリット・注意点を解説します

開閉できないFIX窓
キッチンに室内窓を設置することは、住まいの快適性やデザイン性を高める一つの方法として注目されています。壁の一部を窓に置き換えることで、視覚的なつながりや光の通り道を作り出し、キッチン空間に新たな価値をもたらします。単に壁をくり抜くだけでなく、空間全体の調和や機能性を考慮して計画することが大切です。

 

■キッチンに室内窓を設置するとは?

キッチンに室内窓を設置することは、住まいの快適性やデザイン性を高める一つの方法として注目されています。壁の一部を窓に置き換えることで、視覚的なつながりや光の通り道を作り出し、キッチン空間に新たな価値をもたらします。
単に壁をくり抜くだけでなく、空間全体の調和や機能性を考慮して計画することが大切です。

 

・室内窓の基本的な役割

採光のための室内窓
室内窓は、部屋と部屋を仕切りつつも、視線や光、風を通す役割を果たします。壁で完全に仕切るよりも緩やかなつながりを生み出し、空間に奥行きや広がりを感じさせることができます。

また、インテリアのアクセントとしてデザイン性を高める効果も期待できます。採光や通風の改善、家族間のコミュニケーション促進など、設置場所や目的に応じて様々な機能を発揮します。

 

・キッチンにおける室内窓の魅力

キッチンに室内窓を設けることで、多くの魅力が生まれます。
例えば、リビングやダイニングとの間に設置すれば、料理中も家族の様子を感じられたり、会話を楽しんだりすることができます。
また、暗くなりがちなキッチンに隣室からの光を取り込むことで、明るく開放的な空間を演出できます。デザイン性の高い室内窓を選べば、キッチンが一層おしゃれな雰囲気に変わるでしょう。

 

■キッチンに室内窓を設置するメリット

リビングとキッチンをつなぐ室内窓
キッチンに室内窓を取り入れることには、多くのメリットがあります。空間の印象を大きく変えるだけでなく、日々の暮らしをより快適で豊かなものにしてくれるでしょう。ここでは、代表的なメリットを具体的にご紹介します。

 

・開放感が生まれて明るい空間になる

キッチンは壁に囲まれて閉鎖的になりやすい空間ですが、室内窓を設置することで視線が抜け、開放感が生まれます。
特に、リビングやダイニングに面して大きな室内窓を設ければ、空間全体が一体化したような広がりを感じられるでしょう。
また、隣接する部屋からの自然光を取り込むことで、日中のキッチンが明るくなり、電気をつけなくても快適に過ごせる時間が増えることも期待できます。

 

・デザイン性が向上しおしゃれな印象に

室内窓は、キッチンのデザイン性を高めるアクセントとしても効果的です。フレームの素材や色、ガラスの種類などを工夫することで、カフェ風、インダストリアル風、ナチュラルテイストなど、様々なスタイルを演出できます。

例えば、アイアンフレームの室内窓は空間を引き締め、スタイリッシュな印象を与えますし、木製フレームは温かみのある優しい雰囲気を醸し出します。お気に入りのデザインの室内窓を取り入れることで、キッチンがより愛着の湧く、おしゃれな空間へと生まれ変わるでしょう。

 

・家族とのコミュニケーションが円滑になる

キッチンに室内窓を設けることで、料理中や片付け中でもリビングやダイニングにいる家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。

例えば、カウンターキッチンに室内窓を設置すれば、料理をしながら子供の様子を見守ったり、宿題を手伝ったりすることも可能です。また、家族や友人が集まった際には、室内窓越しに会話を楽しみながら料理を振る舞うなど、キッチンがコミュニケーションの中心となることも期待できます。

 

・換気効率がアップする可能性

キッチンの室内窓は、開閉できるタイプを選べば換気効率の向上にも貢献します。調理中の匂いや煙を効果的に排出するためには、換気扇だけでなく、空気の通り道を作ることが重要です。室内窓を開けることで、リビングや他の部屋との間に空気の流れが生まれ、効率的な換気が可能になります。
特に、窓の少ないマンションのキッチンなどでは、このメリットは大きいと言えるでしょう。

 

■キッチンに室内窓を設置する際の注意点

キッチンに室内窓を設置することは多くのメリットがありますが、快適に使い続けるためにはいくつかの注意点も理解しておく必要があります。計画段階でこれらのポイントを考慮することで、後悔のない室内窓選びができるでしょう。

 

・油汚れや水はね対策を検討する

キッチンは調理中に油や水が飛び散りやすい場所です。
そのため、室内窓の設置場所や素材によっては、汚れが目立ったり掃除が大変になったりする可能性があります。コンロやシンクの近くに設置する場合は、油はねや水はねが直接かかりにくい位置を選んだり、掃除しやすいガラスやフレーム素材を選んだりする工夫が必要です。

例えば、ガラス表面に防汚コーティングが施されたものや、フレームの凹凸が少ないデザインを選ぶと良いでしょう。

 

・プライバシーへの配慮が必要な場合がある

室内窓のガラスの種類
室内窓は空間をつなげる効果がある反面、プライバシーの確保が難しくなるケースも考えられます。
例えば、リビングからキッチン内部が丸見えになることに抵抗がある場合や、来客時にキッチンの生活感を見せたくない場合などです。
そのような場合は、型板ガラスやすりガラスといった視線を遮る効果のあるガラスを選んだり、ロールスクリーンやブラインドを設置したりするなどの対策を検討しましょう。

 

・設置場所やサイズを慎重に選ぶ

室内窓をどこに、どのくらいの大きさで設置するかは非常に重要です。設置場所によっては、思ったような開放感が得られなかったり、逆に生活動線を妨げてしまったりすることもあります。
また、サイズが大きすぎると耐震性に影響が出る可能性も考慮しなくてはなりません。壁の構造や強度、家具の配置、日々の生活スタイルなどを総合的に考慮し、専門家とも相談しながら最適な場所とサイズを決定することが大切です。

 

・断熱性や気密性の低下に注意する

壁に比べて窓は断熱性や気密性が低い傾向にあります。そのため、大きな室内窓を設置した場合、特に冬場などはキッチンが寒く感じられたり、冷暖房効率が低下したりする可能性があります。これを避けるためには、複層ガラスや断熱性能の高いフレームを選ぶなどの対策が考えられます。
設置する部屋の環境や快適性を考慮し、必要に応じて断熱対策を施しましょう。

 

■おしゃれなキッチンの室内窓 事例紹介

キッチンに室内窓を取り入れることで、空間はぐっとおしゃれで機能的になります。
ここでは、様々なスタイルの素敵なキッチン室内窓の事例をご紹介します。ご自身の理想のキッチンをイメージする参考にしてください。

 

・リビングを見渡せるカウンターキッチン窓

カウンターキッチンに設置された室内窓
カウンターキッチンに室内窓を設けるスタイルは非常に人気があります。このタイプは、リビングやダイニングにいる家族とコミュニケーションを取りながら料理ができるのが大きな魅力です。

 

・カフェ風デザインのキッチン窓

アイアンフレームや木製フレームにデザインガラスを組み合わせることで、まるでおしゃれなカフェのようなキッチンを演出できます。
例えば、黒いアイアンフレームの格子窓にチェッカーガラスをはめ込めば、インダストリアルな雰囲気と温かみが同居する空間になります。カウンター部分にハイスツールを置けば、そこで軽食を取ったり、コーヒーを楽しんだりするスペースとしても活用できるでしょう。

 

・アンティーク調ガラスを使った個性的な窓

ステンドグラスの室内窓
アンティークガラスやステンドグラスを室内窓に取り入れると、キッチンが一気に個性的な空間に変わります。光を通すと独特の揺らぎや色彩が生まれ、美しい陰影を作り出します。古い建具を再利用したり、オーダーメイドでこだわりのデザインを実現したりするのも素敵です。
例えば、模様の入った型板ガラスを数種類組み合わせるだけでも、レトロで温かみのある雰囲気を演出できます。

 

・コンパクトながらもアクセントになる小窓

大きな室内窓を設置するスペースがない場合でも、小さな窓をアクセントとして取り入れることで、キッチンの印象を変えることができます。
例えば、壁の上部に横長のFIX窓を設けたり、キッチンの一角に正方形の小窓を配置したりするだけでも、空間に抜け感が生まれます。小窓であれば、コストを抑えつつデザイン性を高めることができるのもメリットです。

 

■キッチン室内窓の種類と選び方

キッチンに設置する室内窓には、様々な種類があります。開閉方法、ガラスの種類、フレームの素材など、それぞれの特徴を理解し、キッチンの使い方やデザインの好みに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。

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・開閉タイプで選ぶ(引き違い窓・開き窓・FIX窓)

開閉できるタイプの窓
室内窓のタイプには、主に「引き違い窓」、「開き窓」、「FIX窓(はめごろし窓)」があります。

引き違い窓は、開閉時にスペースを取らないため、コンパクトなキッチンにも適しています。
開き窓は、突き出すタイプで、気密性に優れているものが多いです。開閉方向にスペースが必要になるため、設置場所を考慮する必要があります。
FIX窓は開閉できない固定式の窓で、主に採光や視線の抜けを目的として設置されます。デザインの自由度が高いのが特徴です。

 

・ガラスの種類で選ぶ(透明・型板・チェッカーガラス)

室内窓のガラスの種類
室内窓に使用されるガラスの種類も豊富です。
透明ガラスは、最も一般的で、視界を遮らず開放感があります。型板ガラスは、表面に模様がついたガラスで、光を通しつつ視線を適度に遮る効果があります。プライバシーを確保したい場所に最適です。チェッカーガラスは、格子状の模様が入ったデザイン性の高いガラスで、レトロな雰囲気やカェ風のインテリアによく合います。

その他にも、すりガラス、気泡入りガラス、ステンドグラスなどがあり、それぞれ異なる表情を空間に与えます。

 

・フレームの素材で選ぶ(木製・アイアン・アルミ)

フレームの素材によっても、室内窓の印象は大きく変わります。

木製フレームは、温かみがありナチュラルな雰囲気を演出します。様々な木材の種類や塗装によって、幅広いデザインに対応できます。
アイアンフレーム(鉄製)は、シャープでスタイリッシュな印象を与え、インダストリアルデザインやモダンな空間によく合います。黒く塗装されることが多いですが、他の色も選択可能です。
アルミフレームは、軽量で錆びにくく、メンテナンスが容易なのが特徴です。シンプルでモダンなデザインに適しています。

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・設置場所と目的に合わせて選ぶ

最終的にどの室内窓を選ぶかは、設置場所と目的によって決まります。
例えば、リビングとのコミュニケーションを重視するなら、カウンター上部に透明ガラスの引き違い窓や大きなFIX窓が良いでしょう。キッチンの生活感を隠しつつ採光を確保したい場合は、型板ガラスの開き窓やFIX窓が適しています。換気を重視するなら、開閉できるタイプを選ぶ必要があります。

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■キッチン室内窓のDIYは可能か?

おしゃれな室内窓を自分で作ってみたい、と考える方もいらっしゃるかもしれません。DIYでキッチンに室内窓を設置することは不可能ではありませんが、いくつかの注意点があります。

 

・DIYの難易度と注意点

室内窓のDIYは、窓枠の製作、壁の開口、窓の取り付けなど、ある程度の木工技術や建築知識が必要となります。特に、壁に穴を開ける作業は、建物の構造や強度に関わるため慎重に行う必要があります。誤った方法で作業を行うと、壁の強度が低下したり、思わぬ事故につながったりする危険性もあります。

また、窓の取り付けが不十分だと、隙間風やガタつきの原因になることもあります。DIYに挑戦する場合は、事前にしっかりと情報収集を行い、安全に配慮して作業を進めることが大切です。

 

・DIYでできる範囲と専門業者への依頼

比較的小さなFIX窓を既存の開口部に取り付ける程度であれば、DIY経験者にとっては挑戦しやすいかもしれません。しかし、壁を新たにつくる、または大きな開口部を設ける、重量のある窓を取り付けるといった場合は、専門的な知識と技術が求められるため、プロの業者に依頼することを強くおすすめします。

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■まとめ

キッチンに室内窓を設けることは、空間に明るさや開放感をもたらし、デザイン性を高め、家族とのコミュニケーションを豊かにするなど、多くのメリットがあります。一方で、油汚れ対策やプライバシーへの配慮、設置場所の選定など、計画段階で考慮すべき点も存在します。

この記事でご紹介したメリットや注意点、様々な事例を参考にしながら、ご自身のライフスタイルや理想のキッチン像に合った室内窓を選び、より快適でおしゃれなキッチン空間を実現してみてください。

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