特徴を活かし、苦手を克服するアルミニウム
2022/ 09/ 21

特徴を活かし、苦手を克服するアルミニウム

 

が知っているアルミニウムの特徴はどのようなものがありますか?

軽い・サビにくい・加工しやすい・熱が伝わりやすい・・・
などなどたくさん特徴を思い浮かべられると思います。

このように様々な特徴を持つアルミニウムですが、
皆様のお手元にあるアルミニウムはほとんどが複数の元素を
混ぜて作られた合金で、亜鉛やマグネシウム、シリコンなどと組み合わせ、
用途に合わせた合金が作られています。

強度に優れた超々ジュラルミン(A7075)や、加工性に優れた(A5052)など
種類も豊富にあり様々なアルミニウムが生活を支えてくれています。
(現在1000番手から8000番手まであり、千の位が変わる毎に特徴が変わります。)※1

そんな軽くて加工がしやすいアルミニウムですが、良いことばかりではありません。

軽いがゆえに他の金属に比べ剛性(変形のしにくさが)が低く、
重いものを支えるのには不向きなのです。

しかし、柔軟な加工ができる特徴を生かし、アルミニウムの形状を加工し
剛性の高いハニカム構造を形成させることで、軽くて頑丈なアルミの板を作り、
他の金属に比べ低かった剛性をカバーしている製品もあります。

苦手な分野も、自が持つ特徴を組み合わせ対処できる
アルミニウムのポテンシャルには驚かされますね。

1…アルミニウム合金については下記URLで詳しく解説されています

▼一般社団法人日本アルミニウム協会
アルミニウムとは(参照 2018.4.2.0 PR-0版 P.31P.32、P.62
https://www.aluminum.or.jp/basic/aluminumtoha/pdf/AboutAluminum.pdf