2025/ 12/ 24

ベランダなし住宅で洗濯物はどこに干す?室内干しのアイデア&後悔しない家づくり

目次

    ハンガーバーを使って洗濯物を室内に干している様子

    近年、共働き世帯の増加や、黄砂・花粉・防犯面などへの懸念から、洗濯物の室内干しが増加傾向にあります。さらに、乾燥機の普及や、建築コスト・メンテナンス費用の削減といった要因も背景にあり、「ベランダなし住宅」という選択が生まれています。

    • 家づくり中でベランダをなしにしようか迷っている
    • ベランダのない家は洗濯物をどこに干している?
    • ベランダがない家のメリット、デメリットは?

    本記事では、上記のような悩みや疑問を持っている方に向けて、ベランダなしの住宅で洗濯物を快適に干すための具体的なアイデアや、室内干しを快適にする工夫、ベランダがないことによるメリット・デメリットを紹介します。


    家づくりで後悔しないために、ポイントをチェックしていきましょう。

     

    【場所別】ベランダなし住宅における室内干しの基本

    ベランダなし住宅でも、洗濯物を干す場所は多様にあります。各場所の特徴を紹介します。

     

    洗面所・ランドリースペース

    ランドリーラックを活用すれば、洗濯後すぐに干せるため家事動線がスムーズになります。


    浴室

    浴室乾燥機がある場合は、衣類を短時間でしっかり乾かせます。ポールがない場合は突っ張り棒などを活用しましょう。


    寝室

    冬場など乾燥しやすい季節は、室内干しが加湿器代わりにもなります。ただし、湿気が寝具にこもらないよう換気を忘れずに行いましょう。


    リビング

    来客がない日は、窓を開けて風の通り道を作ることで早く乾かせます。動線を妨げないよう、高い位置に干す工夫も大切です。

     

    室内干しを快適にする工夫

    室内干しを日常的に行う場合、より快適に、効率的に洗濯物を乾かすための工夫が重要です。

     

    ランドリールーム・家事動線の最適化

    窓のあるランドリールームのイメージ

    ランドリールームの設置

    洗濯・乾燥・収納までを一か所で完結できるランドリールームは、家事の効率を格段に向上させます。天候や時間に左右されず洗濯物を干せるため、特に共働き世帯に人気です。2~3帖ほどの広さを確保し、換気設備や除湿機を設置することで、湿気対策も万全にできます。

     

    家事動線の最適化

    洗濯機から物干し、そして収納までの動線を短くすることで、日々の家事の負担を軽減できます。例えば、洗濯機のある1階にランドリールームやファミリークローゼットを配置することで、「洗う・干す・しまう」が1カ所で完結し、重い洗濯物を持って階段を上り下りする手間を省けます。

     

    室内物干しスタンドや天井吊り下げ型の活用

    部屋干しイメージ

     

    室内物干しスタンド

    折りたたみ式や伸縮式の物干しスタンドは、必要な時だけ出して使え、使わない時はコンパクトに収納できるため、狭い部屋でも活躍します。たくさんの洗濯物が干せる大容量タイプや、タオルハンガー付きなど機能的なものもあります。

     

    天井吊り下げ型物干し

    天井設置型の物干しは、空間を圧迫せず、部屋の雰囲気も損ないません。ワイヤータイプやスッキリとしたデザインのものを選べば、使わないときも部屋に馴染みます。取り付け後も高さ調節ができると、より使い勝手を追求できます。

     

    ドアハンガー・鴨居フック

    ドアの上部に取り付けるフックや、鴨居に挟むフックは、手軽にちょい干しスペースを確保できるアイテムです。

     

    除湿機・サーキュレーター・送風機の活用

    室内干しの乾燥効率を高めるためには、空気の流れと湿度のコントロールが不可欠です。


    除湿機を使いつつ、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させましょう。エアコンの除湿モードや暖房モードを併用することで、よりスピーディーに乾かせます。

     

    浴室乾燥機や衣類乾燥機の活用

    湿度が高くなりがちなランドリールーム

    浴室乾燥機や衣類乾燥機といった便利な設備を活用する方法もあります。

    衣類乾燥機には電気式とガス式の2種類があり、ガス式は短時間でふっくらと仕上がるのが特徴で、電気式は設置が容易でコンパクトなモデルが多くあります。導入費用はかかりますが、共働き世帯や花粉が気になる季節に便利です。

     

    ベランダなし住宅で洗濯物を外干しする方法

    基本は室内干しでも、太陽の下で干したいときもあるでしょう。ベランダなし住宅でも、窓付近や軒下、カーポートに物干し金具を設置することで、屋外に洗濯物を干すことは可能です。

     

    大物(布団・シーツ等)の干し方

    窓から直接布団が干せる布団干しバー

    とくに布団やシーツなど大きな洗濯物の干し場所は、ベランダなし住宅で後悔しやすいポイントです。スペースの確保や代替案について事前に検討しておくのがおすすめです。

     

    布団干しバーの設置

    窓周辺に布団干し用のバーやパイプを取り付ける方法です。ベランダのようにゴミが溜まる心配もなく、メンテナンスも容易なためおすすめです。

     

    庭スペースの活用

    敷地に余裕があり、日当たりの良い庭があれば、布団や毛布をしっかり天日干しできます。ウッドデッキや駐車場も活用できます。

     

    室内干し専用器具

    日当たりの良い窓際に、布団も干せる室内干し専用器具を設置するのも良いでしょう。

     

    布団乾燥機・コインランドリーの活用

    花粉やPM2.5、黄砂が気になる季節や、日当たりが悪い場合は、布団乾燥機やコインランドリーの大型乾燥機を活用するのも有効な手段です。

     

    ベランダなしにした場合のメリット・デメリット

    ベランダを設けない選択は、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

     

    【メリット】メンテナンス・コスト削減、家事ラク、外観のスタイリッシュ化、防犯性向上

    布団干しバーのついた家の外観

     

    メンテナンスの手間や費用が抑えられる

    屋外にあるベランダは、砂埃や虫の死骸などで汚れやすく、定期的な掃除が必要です。また、防水塗装の塗り直しなど、10年ごとにメンテナンス費用が発生します。ベランダがなければ、これらの手間や費用が不要になります。

     

    洗濯の家事動線が楽になる

    洗濯機のある1階に室内干しスペースやランドリールームを設けることで、濡れた洗濯物を抱えて階段を上り下りする負担がなくなります。

     

    生活感のないスタイリッシュな外観にできる

    ベランダがないことで外壁の凹凸が減り、スッキリとしたモダンな外観デザインを実現できます。洗濯物が外から見えないため、生活感も抑えられます。

     

    建築コストを抑えられる

    ベランダの設置には、外壁工事や防水工事、排水設備などの費用がかかります。ベランダをなくすことで、これらの初期費用を削減し、浮いた費用を他の設備や居住スペースの拡充に充てられます。

     

    防犯面で安心感がある

    ベランダは、電柱や塀などからの侵入経路となる可能性があります。ベランダがないことで外部からの侵入経路が減り、防犯性が向上します。

     

    花粉・黄砂・PM2.5の付着を防げる

    室内干しがメインになるため、これら大気中の汚染物質が洗濯物に付着する心配がありません。

     

    虫の侵入を防げる

    外干しによる虫の付着や、洗濯物を取り込む際に虫が家の中に入ることを避けられます。

     

    【デメリット】干し場所・収納不足、大物干しの不便、エアコン室外機の設置

    山積みの洗濯物

     

    洗濯物や布団を干す場所が足りない

    室内干しや乾燥機で対応できない布団やシーツなど、大きなものを天日干ししたい場合に場所が不足することがあります。

     

    エアコンの室外機置き場がなくなる

    2階の部屋にエアコンを設置する場合、室外機を1階に設置したり、壁面に室外機スタンドを設置したりする必要があり、設置費用が高くなる可能性があります。配管が外壁に露出することで、外観に影響が出ることもあります。

     

    1階に入る日差しを遮りにくい

    ベランダは1階の窓の上の庇の役割を果たし、夏の日差しを遮る効果があります。ベランダがないと、1階に日差しが直接入り込みやすくなり、室温上昇や雨の吹き込みを防ぐ工夫が必要になる場合があります。

     

    ベランダなしで“後悔しない”家づくりのポイント

    コンパクトなランドリールームのイメージ

    ベランダなしの家で後悔しないためには、計画段階でのしっかりとした検討が不可欠です。

     

    室内干しスペースやランドリールームを計画に盛り込む

    まず、十分な室内干しスペースを確保することが大切です。家事動線を快適にすることも念頭に計画しましょう。

     

    家族構成・ライフスタイルに合った洗濯動線づくり

    今の家族の洗濯物の量、洗濯の頻度、洗濯の時間帯、外干し・室内干しの希望などを具体的に洗い出し、最適な洗濯動線を検討しましょう。

    子どもの成長や親の介護など、将来的な家族構成やライフスタイルの変化を見越して、柔軟に対応できる間取りや設備を計画しておくことが理想です。

    ドラム式洗濯乾燥機やガス乾燥機を導入することで、洗濯物を干す手間を省くと、より家事の負担を軽減できます。

     

    外構・外壁を活用する

    庭やカーポートを活用したり、外壁に布団干し用のバーを設置したりして、布団など大物の天日干しスペースを作っておくことも、後悔を減らすポイントになります。

     

    ベランダの有無で迷った時のチェックポイント

    パソコンを見ながら考える女性

    ベランダを設置するかどうかは、大きな決断です。後悔しないために、以下のポイントを確認しましょう。

     

    「いる・いらない」を判断する家族会議の観点


    洗濯物の干し方

    普段から外干しをしたいか、室内干しで十分か。花粉症やアレルギーを持つ家族がいるか。

     

    大物の干し場所

    布団やシーツなど大きなものを天日干ししたいか、その代替手段があるか。

     

    建築コスト・メンテナンス費用

    ベランダにかかる初期費用と、将来的なメンテナンス費用を許容できるか。

     

    外観デザイン

    スタイリッシュでシンプルな外観を優先するか、ベランダによる凸凹を許容するか。

     

    防犯・プライバシー

    ベランダの設置が防犯上のリスクを高めないか、プライバシーが確保できるか。

     

    その他の活用方法

    ガーデニング、アウトドアリビング、非常時の避難経路など、ベランダに求める役割があるか。

     

    まとめ

    ベランダなしの住宅は、現代のライフスタイルに合わせたメリットが多く、今後も増加していくと予想されます。
    しかし、その選択が後悔につながらないよう、洗濯物の干し方、家事動線、収納、そして将来の家族構成の変化など、本記事を参考に、多角的な視点から検討してみてください。

    関連キーワード: インテリア ハンガーバー ランドリールーム 布団干しバー

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