室内窓ができるまで
2023/ 12/ 11

室内窓ができるまで

 

「室内窓」とはどのようなものか、みなさんはご存知でしょうか。
今回はアルメタックスの室内窓がどのように開発されたか紹介したいと思います。


■開発のきっかけ
在宅ワークの機会が増えたことで間仕切りや家具で仕切った空間で
ワークスペースの確保が行われますが、暗くなりがちで閉塞感が
生まれてしまいます。
室内窓はそういった空間に設置し光や風を取り込むことで、
明るく開放的な空間を演出できるため、近年需要が高まっております。
また、シンプルモダンなインテリアに合うようなデザインの室内窓が
見当たらなかったため、アルミサッシの開発で培ってきた経験と実績を活かし、
ノイズレスなデザインやアルミフレームのスリムさを追求した
当社独自の室内窓を開発することにしました。


■デザインへのこだわり
ノイズレスなデザインにするため、ネジが見えないのはもちろんのこと、
安全性を担保する保護ピースの大きさもデザインを損なわないよう、
必要最小限の大きさとしました。
また、全体の印象に影響するフレームの見付け寸法や縦・横の部材同士の
組合せで発生する段差の寸法についてはいくつかのパターンを
CGで比較検討しながら決定しました。
そうして決定した最適な見付け寸法、額縁部分7mm、枠部分15mm
たどり着きました。

 

額縁部分の見込み方向の寸法については3種類設定することで
様々な間仕切り壁の壁厚に対応できるようにしました。
額縁部分から枠部分まで一体型のアルミフレームであることから、
室内空間のデザインのアクセントとしてもシンプルで
大変スッキリとした印象になっております。

また暮らしの変化によるガラス意匠の変更など、
ガラス交換も可能な仕様になっています。

室内窓は横に連結させることが可能で、シーンに合わせて
最大4列まで自由な組み合わせで多彩な空間を作ることができます。
オプションのアタッチメントによって連結部分の継ぎ目を隠し、
スリムな印象をそのままに大きい窓をつくれるように仕上げました。

 

さらに弊社工場で組立完成品に仕上げ・出荷することで、
施工の際は間仕切り壁の開口に窓をセットするのみとなり、
省施工や仕上げのし易さ・美しさにも貢献できます。


■性能試験の実施
面材には一般的なガラスよりも割れにくい熱処理ガラスを使用しております。
万が一身体や物がぶつかってしまった際でもガラスが割れて怪我を
してしまわないように、砂袋を衝突させる衝撃試験で強度を確認しております。

 

また上部の開き障子が十分な開閉強度を確保しているか、
開け閉めを繰り返す開閉試験も行い、1万回の開閉後も
支障なくご使用いただけることを確認しております。


■最後に
シンプルモダンなインテリアに合うようにデザインにこだわった思いと、
アルミサッシをつくり続けてきたメーカーの経験・技術を詰め込んで
開発しました。
開放感のある空間で豊かな暮らしの実現に貢献できる
アルメタックスの室内窓を是非ご検討ください。

室内窓の情報はこちらからご覧いただけます。