憧れのホテルライク洗面所を自宅に。実現するためのポイントや注意点を解説します
2025/ 06/ 23

憧れのホテルライク洗面所を自宅に。実現するためのポイントや注意点を解説します

ホテルライクな洗面所
毎日使う洗面所だからこそ、おしゃれで心地よい空間にしたいと思いませんか。まるで高級ホテルのような洗面所は、日々の暮らしに潤いと癒やしを与えてくれます。

この記事では、憧れの「ホテルライクな洗面所」をご自宅で実現するための具体的なポイントやアイデア、注意点などを詳しくご紹介します。機能性も兼ね備えた、理想の洗面空間づくりのヒントをぜひチェックしてみてください。

 

■ホテルライクな洗面所とは?

シックな洗面所イメージ
ホテルライクな洗面所とは、その名の通り、ホテルのような洗練されたデザインと快適な使い心地を追求した洗面空間のことを指します。
単に設備が新しいというだけでなく、細部にまでこだわり、上質で非日常的な雰囲気を演出することが特徴です。

 

・ホテルライクな洗面所の定義

ホテルライクな洗面所の明確な定義はありませんが、一般的には生活感を感じさせないスッキリとした空間デザイン、統一感のある色調、上質な素材の使用、間接照明などを効果的に取り入れた洗面所を指します。
利用者がリラックスでき、心地よさを感じられるような工夫が凝らされている点が共通しています。

特徴 説明
デザイン性 シンプルかつ洗練されており、生活感を感じさせない
素材感 天然石やタイル、ガラスなど、上質な素材が使われることが多い
照明 間接照明や調光機能付き照明などで、落ち着いた雰囲気を演出
収納 物が見えないように隠す収納が基本で、空間をスッキリと見せる
清潔感 汚れが目立ちにくく、掃除しやすい素材やデザインが採用される

 

・ホテルライクな洗面所が人気の理由

ホテルライクな洗面所が人気を集める理由は、自宅にいながら非日常的な特別感を味わえる点にあります。また、デザイン性が高いだけでなく、使い勝手や清掃性にも配慮されていることが多く、日々の生活の質を高めてくれることも魅力です。
SNSなどで素敵な実例を目にする機会が増え、憧れを抱く人が増えていることも背景にあります。

 

■ホテルライクな洗面所を実現するメリット

明るいホテルライクな洗面所
ホテルライクな洗面所を取り入れることで、日常生活に様々なメリットが生まれます。見た目の美しさだけでなく、心地よさや機能性の向上も期待できるでしょう。

 

・高級感と非日常感を演出できる

最大のメリットは、何といってもその高級感と非日常感です。
洗練されたデザインや上質な素材は、まるで高級ホテルに滞在しているかのような特別な空間を自宅に作り出します。毎日の身支度が楽しみになり、気分を高めてくれるでしょう。

 

・リラックス効果と癒しの空間

落ち着いた色調や間接照明、そして整理整頓された空間は、心身ともにリラックスできる癒しの効果をもたらします。
一日の始まりと終わりに利用する場所だからこそ、リフレッシュできる空間であることは重要です。

要素 効果
落ち着いた色調 心を穏やかにし、リラックス効果を高める
間接照明 空間に奥行きと柔らかさをもたらす
整理整頓 視覚的なストレスを軽減し、集中力を高める

 

・生活動線が向上し使いやすくなる

ホテルライクな洗面所は、デザイン性だけでなく機能性も重視されます。
収納スペースが十分に確保されていたり、効率的な動線が考慮されていたりすることで、日々の使い勝手が格段に向上します。ストレスなくスムーズに作業できる洗面所は、忙しい朝の時間にもゆとりをもたらしてくれるでしょう。

 

■ホテルライクな洗面所を実現するデメリット

魅力的なホテルライクな洗面所ですが、実現するにあたってはいくつかのデメリットも考慮しておく必要があります。
事前に把握しておくことで、後悔のない計画を立てることができます。

 

・費用が高くなる可能性がある

上質な素材を選んだり、デザイン性の高い設備を導入したりすると、一般的な洗面所のリフォームに比べて費用が高くなる傾向があります。
また、オーダーメイドの洗面カウンターや特注の収納家具などを採用する場合も、コストアップの要因となります。
予算と理想のバランスをよく検討することが大切です。

 

・こまめな清掃が必要になる

美しい状態を維持するためには、こまめな清掃が不可欠です。
特に、水垢が目立ちやすい素材や、ホコリがたまりやすいデザインの場合は、日常的なお手入れが重要になります。清掃のしやすさも考慮した素材選びやデザイン選びを心がけましょう。

清掃のポイント 具体例
水垢対策 撥水性の高い素材を選ぶ、使用後に水滴を拭き取る
ホコリ対策 凹凸の少ないデザインを選ぶ、こまめに拭き掃除する
カビ対策 換気を十分に行う、防カビ剤を使用する

 

・デザインによっては飽きやすい

トレンドを意識しすぎたデザインや、あまりに個性的なデザインは、時間が経つにつれて飽きてしまう可能性があります。長く愛用するためには、シンプルで普遍的なデザインをベースにしつつ、小物などでアクセントを加えるのがおすすめです。

 

■おしゃれなホテルライク洗面所を作るための基本ポイント

おしゃれな洗面ボウルの洗面所

実際にホテルライクな洗面所を作る際には、いくつかの基本となるポイントを押さえることが重要です。これらのポイントを意識することで、より洗練された空間を実現できます。

 

・清潔感を意識した配色選び

ホテルライクな洗面所の基本は清潔感です。
白やベージュ、ライトグレーといった明るく清潔感のある色をベースカラーにすると、空間全体がスッキリとまとまります。

アクセントとしてダークカラーやゴールド、シルバーなどを部分的に取り入れると、高級感をプラスできます。
色の使いすぎは避け、3色程度に抑えるのがポイントです。

 

・生活感を隠す収納計画

生活感が出てしまいがちな洗面用品やタオル類は、見えないように収納するのが鉄則です。鏡の裏や洗面台の下などを活用した隠す収納を計画しましょう。
収納内部も整理整頓し、必要なものがすぐに取り出せるように工夫すると、使い勝手も向上します。

収納場所 収納するものの例
ミラーキャビネット 化粧品、歯ブラシ、整髪料など小物類
洗面台下収納 洗剤、掃除用品、ストック類、ドライヤーなど
壁面埋め込み収納
(ニッチ収納)
タオル、着替えなど

 

・上質な素材選びで高級感を演出

洗面カウンターや床材、壁材などに上質な素材を選ぶことで、空間全体の質感が格段にアップします。天然石やタイル、ガラス、木材など、本物の素材感は高級感を演出する上で非常に効果的です。

予算に応じて、アクセントとして部分的に取り入れるだけでも印象が変わります。

 

・照明計画で空間の雰囲気を変える

照明は空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
天井からの全体照明だけでなく、間接照明やブラケットライト、鏡の周りの照明などを組み合わせることで、陰影のある落ち着いた空間を演出できます。

調光機能付きの照明を選べば、時間帯や気分に合わせて明るさを調整することも可能です。

 

・小物の使い方で個性を出す

ディスペンサーやトレー、タオルなどの小物は、色や素材感を統一することで、洗練された印象を与えます。
また、観葉植物やアートフレームなどを飾ることで、空間にアクセントと個性を加えることができます。

小物の選び方一つで、ホテルライクな雰囲気をさらに高めることが可能です。

 

■ホテルライク洗面所のデザインテイスト別紹介

一口に「ホテルライクな洗面所」と言っても、そのデザインテイストは様々です。
ここでは代表的なスタイルをいくつかご紹介します。空間づくりのヒントとして、参考にしていただければと思います。

 

・ミニマルな洗面所

ミニマルな洗面所

直線的で無駄のないデザインが特徴のミニマルな洗面所は、クールでスタイリッシュな印象を与えます。モノトーンを基調とし、ガラスやステンレスなどの素材を組み合わせることで、都会的で洗練された空間を演出できます。

 

・ナチュラルリゾート風洗面所

リゾート感のある洗面所
木材や自然素材をふんだんに使い、温かみと開放感を演出するのがナチュラルリゾート風の洗面所です。アースカラーを基調とし、観葉植物などを配置することで、まるでリゾートホテルのような癒しの空間が生まれます。

 

・ラグジュアリーな洗面所

ラグジュアリーな洗面所
大理石調のタイルやゴールドのアクセント、シャンデリア風の照明など、高級感あふれる素材やアイテムを取り入れたのがラグジュアリーな洗面所です。非日常的で特別な空間を演出し、優雅な気分に浸ることができます。

 

■ホテルライクな洗面所を作るためのアイテム選び

理想のホテルライクな洗面所を実現するためには、洗面台や水栓、鏡、収納などのアイテム選びが非常に重要です。それぞれのアイテム選びのポイントを押さえていきましょう。

 

・洗面台カウンターの選び方

洗面台カウンターは、洗面所の顔とも言える部分です。素材としては、耐久性があり清掃しやすい人工大理石やクォーツストーン、高級感のある天然石などが人気です。カウンターの広さや形状も、使い勝手やデザインに大きく影響します。

 

・洗面ボウルのデザインと機能

洗面ボウルには、カウンターの上に置くベッセル型(置き型)、カウンターと一体になったカウンターオン型(カウンター一体型)、カウンターの下に埋め込むアンダーカウンター型など様々な種類があります。
デザイン性だけでなく、水の飛び散りにくさや清掃のしやすさといった機能面も考慮して選びましょう。

種類 特徴
ベッセル型(置き型) デザイン性が高くおしゃれ。ボウルの形状が際立つ。
カウンターオン型
(カウンター一体型)
カウンターと一体感があり、スッキリとした印象。掃除もしやすい。
ハーフベッセル型
(半埋め込み型)
ボウルの存在感を残しつつ、空間にスッキリと収まる。
アンダーカウンター型 カウンター面がフラットになり、水じまいが良い。

 

・水栓金具の種類と選び方

水栓金具は、デザイン性はもちろん、操作性や節水性も重要なポイントです。
壁付けタイプやカウンター取り付けタイプ、タッチレス水栓など種類も豊富です。
洗面ボウルや全体のデザインテイストに合わせて、最適なものを選びましょう。

 

・鏡の選び方と設置方法

鏡は空間を広く見せる効果があり、デザイン性も高いものを選びたいアイテムです。
フレームのデザインや大きさ、形状によって印象が大きく変わります。照明付きの鏡や、曇り止め機能が付いた鏡なども便利です。
設置する高さも使いやすさを考慮して決めましょう。

 

・収納家具のデザインと配置

生活感を隠すためには、十分な収納スペースが必要です。
洗面台の下や壁面などを活用し、見た目にも美しい収納家具を選びましょう。
扉の色や取っ手のデザインにもこだわることで、よりホテルライクな雰囲気を演出できます。

 

・床材・壁材の素材選び

床材は耐水性があり、滑りにくく、掃除しやすい素材が適しています。
タイルやフロアタイル、クッションフロアなどが一般的です。壁材は、耐水性のある壁紙やタイル、調湿効果のあるエコカラットなどがおすすめです。
色や柄は、全体のテイストに合わせて選びましょう。

 

・タオルやアメニティの選び方

石鹸とタオル

タオルは色や質感を揃えるだけで、ぐっとホテルライクな雰囲気になります。吸水性が高く、肌触りの良い上質なものを選びましょう。
シャンプーやボディソープは、おしゃれなディスペンサーに詰め替えると生活感を隠せます。

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■ホテルライクな洗面所をDIYで作る方法

大掛かりなリフォームが難しくても、DIYでホテルライクな雰囲気を取り入れることは可能です。手軽にできるアイデアをご紹介します。

 

・DIYでできる範囲と注意点

DIYでできる範囲としては、壁紙の張り替え、床材の変更、収納棚の取り付け、小物の製作などがあります。

ただし、水回りに関わる作業や電気工事は専門知識が必要なため、無理せず専門業者に依頼しましょう。作業前には必ず養生を行い、安全に注意して進めてください。

 

・壁紙や床材の簡単リフォーム

最近では、シールタイプの壁紙や、既存の床の上に敷くだけのフロアタイルなど、DIY初心者でも扱いやすい商品が増えています。色や柄を変えるだけで、洗面所の印象を大きく変えることができます。

DIYアイテム 特徴とポイント
シール壁紙 糊付け不要で手軽に貼れる。柄や色のバリエーションも豊富。
フロアタイル カッターで切断可能。既存床の上に重ねて施工できるものもある。
ペイント 壁の一部分をアクセントカラーで塗装するのもおしゃれ。

 

・小物のDIYアイデア

100円ショップやホームセンターのアイテムを使い、オリジナルの小物を作るのも楽しいです。
例えば、シンプルなトレーにタイルを貼ったり、木箱をペイントして収納ボックスにしたりするだけでも、おしゃれな雰囲気をプラスできます。

 

■ホテルライクな洗面所のリフォーム費用相場

ホテルライクな洗面所にリフォームする場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。一般的な目安と、費用を抑えるためのポイントをご紹介します。

 

・リフォーム内容別の費用目安

リフォームの内容や規模、使用する素材や設備によって費用は大きく変動します。
洗面台の交換のみであれば10万円~50万円程度、内装も含めた全体的なリフォームの場合は50万円~150万円以上が目安となります。
オーダーメイドや高級素材を使用する場合は、さらに高額になることもあります。

リフォーム内容 費用相場(目安)
洗面台交換 10万円~50万円
内装(壁・床)変更 5万円~20万円
収納棚設置・造作 5万円~30万円
照明交換・追加 3万円~15万円
全体リフォーム 50万円~150万円以上

 

・費用を抑えるためのポイント

費用を抑えるためには、まず優先順位を決めることが大切です。どこにお金をかけたいのか、どこは妥協できるのかを明確にしましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することも重要です。
また、既存の設備を活かせる部分は活かす、DIYを取り入れるなども費用削減につながります。

 

■ホテルライクな洗面所の実現で後悔しないための注意点

憧れのホテルライクな洗面所も、計画段階での検討が不十分だと後悔につながることがあります。事前に注意すべきポイントをしっかりと押さえておきましょう。

 

・家族構成やライフスタイルを考慮する

デザイン性だけでなく、家族全員が使いやすいかどうかも重要です。小さなお子さんや高齢の方がいる場合は、安全性やバリアフリーにも配慮が必要です。
また、朝の身支度の時間帯が重なる場合は、ダブルボウルにするなどの工夫も検討しましょう。

 

・機能性とデザイン性のバランス

見た目のおしゃれさばかりを追求すると、使い勝手が悪くなってしまうことがあります。収納量や動線、清掃のしやすさなど、日常的な機能性とのバランスを十分に考慮することが大切です。
ショールームなどで実際に使い心地を試してみるのも良いでしょう。

確認ポイント 具体的な内容
収納量 家族全員分の洗面用具やタオルが十分に収まるか
動線 洗顔、歯磨き、化粧などの一連の動作がスムーズに行えるか
清掃性 汚れやすい箇所や素材、掃除のしやすさを確認
コンセントの位置 ドライヤーや電動歯ブラシなどの使用に便利か

 

・メンテナンスのしやすさを確認する

美しい状態を長く保つためには、日々のメンテナンスが欠かせません。汚れがつきにくく、掃除しやすい素材を選ぶことが重要です。特に水回りはカビや水垢が発生しやすいため、換気扇の性能や窓の有無なども確認しておきましょう。

 

・信頼できる業者選びの重要性

リフォームを依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶことが成功の鍵となります。施工実績が豊富で、こちらの要望を丁寧にヒアリングしてくれる業者を選びましょう。

複数の業者から見積もりを取り、提案内容や費用、アフターサービスなどを比較検討することが大切です。

 

■まとめ

ホテルライクな洗面所は、日々の暮らしに彩りと癒しをもたらしてくれるちょっと特別な空間です。
この記事でご紹介したポイントやアイデアが、理想の洗面スペースづくりのヒントになれば幸いです。計画のひとときを楽しみながら、心地よく過ごせる空間が形になりますように。