ホテルライクなダイニングの作り方は？高級感を演出するコーディネート術を解説

まるで高級ホテルのレストランやラウンジで過ごしているかのような、洗練されたダイニング空間。そんな非日常的で上質な空間を、ご自宅で実現できたら素敵だと思いませんか。

この記事では、多くの方が憧れる「ホテルライクなダイニング」を作るための具体的な方法や、コーディネートのポイントを詳しくご紹介します。家具選びから照明、小物使いまで、少しの工夫でダイニングは大きく変わります。毎日の食事がもっと特別になる、そんな空間づくりのヒントを見つけてください。

■憧れの「ホテルライクなダイニング」とは？

ホテルライクなインテリアを実現する！上質空間を作るための基本と実践ポイント - ALMETAX STORE

非日常感とくつろぎが共存する空間

ホテルライクなダイニングの最大の魅力は、日常の喧騒を忘れさせてくれるような「非日常感」と、心からリラックスできる「くつろぎ」が両立している点にあります。

上質な素材で統一された家具や、計算された照明が織りなす光と影は、空間に落ち着きと特別感を与えます。慌ただしい毎日の中で、食事の時間だけはゆったりと過ごしたい、そんな願いを叶えてくれるのがホテルライクなダイニングです。

生活感を感じさせない洗練された美しさ

ホテルの客室やラウンジが美しく見えるのは、余計なモノがなく、徹底して「生活感」が排除されているからです。ホテルライクなダイニングも同様に、すっきりと整えられた空間が基本となります。

デザイン性の高い家具や小物が引き立つよう、日用品は巧みに収納され、全体として調和の取れた空間が保たれています。この洗練された美しさが、上質な雰囲気を作り出すのです。

■ホテルライクなダイニングを作る5つの基本ポイント

それでは、実際にホテルライクなダイニングを実現するための具体的なポイントを5つに分けて解説します。これらの基本を押さえることで、ご自宅のダイニングが大きく変わるはずです。

色彩を操る！統一感を出すカラーコーディネート

空間の印象を最も大きく左右するのが「色」です。ホテルライクな空間では、色数を抑え、全体に統一感を持たせることが重要です。

ベースとなる色は、ホワイト、グレー、ベージュ、ダークブラウンといった落ち着いたシックなカラーを選びましょう。モノトーンでスタイリッシュにまとめたり、ブラウン系で温かみを演出したりと、目指すホテルのスタイルに合わせて配色を決めます。
奇抜な色は避け、「少し物足りないかな」と感じるくらいが、素材の良さを引き立て、上品な空間に仕上げるコツです。

質感が鍵！高級感を演出する素材の選び方

高級感は、触れたり見たりしたときの「質感」によって大きく変わります。ダイニングテーブルや壁、床などに上質な素材を取り入れることで、空間の格が上がります。例えば、ダイニングテーブルの天板には、大理石やセラミック、光沢の美しいガラスなどを選ぶと、一気にモダンでラグジュアリーな雰囲気になります。

空間の主役！ダイニングテーブルとチェアの選定

ダイニングの主役であるテーブルとチェアは、空間の印象を決定づける最も重要なアイテムです。
テーブルは、天板の素材だけでなく、脚のデザインにもこだわりましょう。直線的でシャープなデザインはモダンな印象に、曲線的なデザインはエレガントな雰囲気になります。
チェアは、テーブルとのバランスを考えながら、座り心地が良く、デザイン性の高いものを選びます。
あえて異なるデザインのチェアを組み合わせるのも上級テクニックですが、その場合も色や素材のトーンを合わせることで、統一感を保つことができます。

雰囲気を決める！ムードを高める照明テクニック

ホテルの空間演出で欠かせないのが「照明」です。
部屋全体を均一に照らすシーリングライトだけでなく、複数の照明を組み合わせる「多灯分散」が基本となります。ダイニングテーブルの上には、空間のアクセントになる美しいデザインのペンダントライトを低めに吊るすと、食事がより美味しく見え、会話も弾みます。
また、壁や天井を照らす間接照明を取り入れると、空間に柔らかな光と影のコントラストが生まれ、奥行きと落ち着きのあるムードを演出できます。

生活感を隠す！美しさを保つ収納の工夫

ホテルライクな空間を維持するためには、生活感をいかに隠すかが鍵となります。
ダイニング周りは、食器やカトラリー、子どもの学用品など、モノが集まりやすい場所です。壁面に扉付きの収納を設けたり、キッチンカウンターの下に収納スペースを確保したりするなど、生活感の出るものをすっきりと隠せる場所を作りましょう。収納家具もインテリアの一部と考え、周りの家具と色や素材を合わせたデザインのものを選ぶことが大切です。

■ワンランク上の空間を演出するインテリア術

基本の5つのポイントを押さえたら、次はいよいよ空間をさらに上質に仕上げるためのインテリア術です。小物使いで、よりパーソナルで洗練されたダイニングを目指しましょう。

壁面を彩るアートやミラーの活用法

殺風景になりがちな壁には、アートを飾ることで空間に彩りと個性を加えることができます。選ぶアートは、ダイニングのカラースキームに合わせた抽象画や、落ち着いた色調の写真などがおすすめです。また、壁にデザイン性の高いミラーを掛けるのも効果的です。ミラーが光を反射して空間を明るく見せるだけでなく、映り込みによって部屋に奥行きが生まれ、実際よりも広く感じさせることができます。

観葉植物で加える癒やしとアクセント

無機質になりがちなモダンな空間に、生命感と癒やしを与えてくれるのが観葉植物です。スタイリッシュな鉢カバーに入れたグリーンを一つ置くだけで、空間が生き生きとします。枝ぶりの美しい大きめの植物を部屋のコーナーに置いたり、ダイニングテーブルの上に小さなグリーンを飾ったりと、空間のバランスを見ながら配置しましょう。手入れが簡単な種類を選ぶことで、気負わずに取り入れることができます。

細部までこだわる食器とカトラリー選び

ホテルでの食事が特別なものに感じられるのは、料理だけでなく、使われている食器やカトラリーにもこだわりが感じられるからです。普段使いの食器も、白やグレーといったベーシックな色で揃えたり、上質な素材のものを選んだりするだけで、テーブルコーディネートが格段に洗練されます。お気に入りのブランドで少しずつ揃えていくのも、日々の楽しみの一つになるでしょう。

■【実例に学ぶ】ホテルライクダイニングのコーディネート

ホテルライクな内装を実現する！おしゃれで高級感あふれる空間作りのコツを解説 - ALMETAX STORE

モダンでスタイリッシュなダイニング

都会の高級ホテルのような、モダンでスタイリッシュなダイニングを目指すなら、モノトーンを基調としたカラーコーディネートがおすすめです。光沢のある白いダイニングテーブルに、黒のレザーチェアを合わせ、床にはグレーのタイルを敷くことで、シャープで洗練された空間が完成します。照明は、メタリックな素材のペンダントライトを選び、クールな輝きをプラスしましょう。アートは、大胆な構図の抽象画などを一点飾ると、空間全体が引き締まります。

温かみのあるナチュラルモダンなダイニング

リゾートホテルのような、リラックスできる温かみのある空間がお好みなら、ナチュラルモダンなスタイルが良いでしょう。ベースカラーはベージュやアイボリーでまとめ、温かみのあるウォールナット材のダイニングテーブルを選びます。チェアは、体にフィットするような布張りのものを選ぶと、よりくつろいだ雰囲気になります。間接照明を効果的に使い、観葉植物のグリーンを多めに取り入れることで、癒やしに満ちた空間を演出できます。

■まとめ

ホテルライクなダイニングは、特別な才能や高価なものだけで作られるわけではありません。色や素材、家具の選び方、そして照明や収納といった基本のポイントを一つひとつ丁寧に押さえていくことで、誰でも理想の空間に近づけることができます。この記事を参考に、あなただけの素敵なダイニング作りを始めてみませんか。