洗面所をおしゃれにする方法!事例や費用、DIYアイデアまで解説
2025/ 07/ 22

洗面所をおしゃれにする方法!事例や費用、DIYアイデアまで解説

洗練された洗面ボウルのイメージ
毎日使う洗面所、どうせならおしゃれで快適な空間にしたいですよね。歯磨きや洗顔、身だしなみを整えるだけでなく、脱衣所や洗濯スペースを兼ねることも多く、家の中でも特に機能性が求められる空間と言えるでしょう。しかし、限られたスペースだからこそ、工夫次第でおしゃれで使いやすい場所に生まれ変わらせることができます。

この記事では、「洗面所をおしゃれにしたいけれど、何から始めたらいいかわからない」という方のために、基本的な考え方から具体的なデザイン事例、収納アイデア、照明計画、DIYのコツまで、幅広くご紹介していきます。

 

■おしゃれな洗面所を実現するための基本要素

おしゃれな洗面所と聞いて、皆さんはどのような空間をイメージされるでしょうか?
素敵なデザインであることはもちろんですが、毎日気持ちよく使うためには、見た目だけでなく機能性も非常に重要です。

ここでは、おしゃれで使いやすい洗面所を作るために押さえておきたい基本的な要素について見ていきましょう。これらのポイントを意識するだけで、洗面所づくりの方向性がきっと見えてきます。

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・清潔感を保つデザインの重要性

おしゃれな洗面所の第一条件は、なんといっても清潔感です。水垢やカビが発生しやすい場所だからこそ、いつでもクリーンな印象を保てるデザインを心がけることが大切です。
例えば、掃除がしやすい素材を選ぶこと、汚れが目立ちにくい色を選ぶこと、そして物が散らかりにくいスッキリとした収納計画を立てることなどがポイントです。

 

・統一感のある色使いと素材選び

おしゃれな洗面ボウルの洗面所
洗面所全体の印象を大きく左右するのが、色使いと素材選びです。壁、床、洗面台、収納棚、そしてタオルや小物に至るまで、全体のトーンを合わせることで、洗練された統一感が生まれます。

例えば、ナチュラルテイストを目指すなら、木目調の素材やアースカラーを取り入れ、温かみのある空間を演出します。モダンな雰囲気がお好みなら、モノトーンを基調にガラスや金属素材をアクセントに使うのも良いでしょう。

 

・機能性とデザイン性を両立するポイント

おしゃれな見た目だけでなく、毎日の使い勝手もとても大切です。洗面所は、顔を洗う、歯を磨く、髪を乾かす、化粧をする、洗濯する、着替えるなど、様々な動作が行われる場所です。そのため、スムーズな動線や十分な収納スペース、コンセントの位置や数、そして照明の明るさなど、機能面もしっかりと計画する必要があります。

デザインを優先するあまり使い勝手が悪くなってしまっては、元も子もありません。
“おしゃれで快適”を両立させるバランスが洗面所づくりのポイントになります。

 

■【テイスト別】おしゃれな洗面所デザイン事例集

「おしゃれな洗面所」と一言で言っても、そのスタイルは様々です。
ここでは、人気のインテリアテイスト別に、おしゃれな洗面所のデザイン事例をご紹介します。ご自身の好みや、家全体の雰囲気に合わせて、理想の洗面所のイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。

 

・シンプルモダン:洗練された都会的空間

シンプルモダンな洗面所イメージ
ンプルモダンな洗面所は、直線的で無駄のないデザインが特徴です。白、黒、グレーといったモノトーンを基調とし、ガラスや金属、光沢のあるタイルなどの素材を組み合わせることで、クールで都会的な印象を与えます。収納は扉付きのものを選び、生活感を感じさせないスッキリとした空間を目指しましょう。

 

・ナチュラル:木の温もりを感じる癒し空間

ナチュラルな洗面イメージ
木の温もりを活かしたナチュラルテイストの洗面所は、心安らぐ癒しの空間を演出します。無垢材のカウンターや、アースカラーのタイル、籐やリネンなどの自然素材の小物を取り入れるのがおすすめです。観葉植物を飾ると、さらにリラックス効果が高まります。
床材もウッド調のものを選び、壁には漆喰や珪藻土などの自然素材を使うと、より本格的なナチュラル空間になります。

 

・ホテルライク:高級感あふれる非日常空間

ホテルライクな洗面所イメージ
まるで高級ホテルのような、上質で洗練された空間を自宅の洗面所で実現したいと考える方も多いでしょう。ホテルライクな洗面所のポイントは、広々としたカウンター、大きな鏡、そして間接照明です。洗面ボウルは2つ設けるダブルボウルにしたり、上質なタオルやアメニティグッズを揃えたりするのも効果的です。
壁には大理石調のタイルやエコカラットなど高級感のある素材を選び、床も落ち着いた色調でまとめると、非日常的な特別感がぐっと高まります。

 

・北欧風:明るく居心地の良いデザイン

北欧風の洗面所イメージ
北欧風の洗面所は、白を基調とした明るく清潔感のある空間に、天然木やファブリックで温かみをプラスしたスタイルが特徴です。アクセントとして、パステルカラーや幾何学模様のタイルなどを部分的に取り入れるのもおしゃれです。照明はデザイン性の高いペンダントライトを選んだり、壁にアートを飾ったりして、遊び心を加えるのも北欧風ならではの楽しみ方です。

 

・カフェ風:個性的で遊び心のある空間

カフェ風の洗面所イメージ
お気に入りのカフェのような、おしゃれで個性的な空間を洗面所で表現するのも素敵です。サブウェイタイルやレンガ調の壁紙、アイアン素材の棚や照明、手書き風のサインボードなどを取り入れると、カフェのような雰囲気を演出できます。
洗面ボウルは個性的なデザインのものを選んだり、あえて見せる配管にしたりするのも面白いでしょう。

 

■おしゃれな洗面所を作るための収納アイデア

洗面所は、タオル、化粧品、洗剤、ストック品など、意外と物が多い場所です。これらを上手に収納し、すっきりと見せることが、おしゃれな洗面所を実現するための大切なポイントとなります。
ここでは、見た目の美しさと使いやすさを両立させるための収納アイデアをご紹介します。

 

・「見せる収納」でおしゃれに飾る

洗面所の見せる収納イメージ
「見せる収納」とは、収納する物自体をインテリアの一部としておしゃれに飾る方法です。例えば、お気に入りのタオルを色別に畳んで棚に並べたり、デザイン性の高いボトルに入った化粧品や洗剤をトレイにまとめたりするだけでも、洗面所がぐっとおしゃれになります。

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・「隠す収納」で生活感をシャットアウト

生活感が出やすい細々としたものや、パッケージがカラフルな日用品などは、「隠す収納」ですっきりと片付けましょう。扉付きのキャビネットや引き出し、蓋つきのボックスなどを活用すれば、見た目を気にせずたっぷりと収納できます。
特に鏡の裏が収納になっている三面鏡タイプの洗面台は、細かなものを隠しながら鏡としても使えるため人気があります。

 

・デッドスペースを有効活用する収納術

洗濯機上の収納スペースのイメージ
洗面所は限られたスペースであることが多いため、デッドスペースをいかに有効活用するかが収納力アップの鍵となります。

例えば、洗濯機の上部に突っ張り棒や専用ラックを設置して棚を作ったり、洗面台と壁の間のわずかな隙間にスリムな収納ワゴンを置いたりするのも良いでしょう。壁面を利用したニッチ(壁の厚みを利用した埋め込み式の棚)や、扉の裏側にフックやポケットを取り付けるのも、手軽に収納スペースを増やせるアイデアです。

 

・使い勝手を考えた収納アイテムの選び方

おしゃれな収納アイテムはたくさんありますが、見た目だけでなく使い勝手も考慮して選ぶことが大切です。
例えば、頻繁に出し入れするものは取り出しやすいオープンなカゴやボックスに入れ、ストック品などあまり使わないものは蓋つきのケースに入れて棚の上段に置くなど、使用頻度に合わせて収納方法を変えると効率的です。

 

■洗面所の印象を左右する照明計画のポイント

照明は、空間の雰囲気づくりにおいて非常に重要な役割を果たします。洗面所も例外ではなく、照明の色や種類、配置によって、その印象は大きく変わります。
ここでは、おしゃれで快適な洗面所を実現するための照明計画のポイントを見ていきましょう。

 

・ベース照明で空間全体の明るさを確保

まず基本となるのが、洗面所全体を均一に明るく照らすベース照明です。一般的には、天井に埋め込むダウンライトや、天井に直接取り付けるシーリングライトが用いられます。

洗面所は細かい作業をすることも多いため、十分な明るさを確保することが大切です。特に、脱衣所や洗濯スペースを兼ねている場合は、隅々まで明るく照らせるように、照明の数や配置を工夫しましょう。

 

・ミラー周りの照明で顔を明るく照らす

鏡周りの照明は、メイクや髭剃りなどの身だしなみを整える際に非常に重要です。鏡の上部や両サイドにブラケットライトを設置したり、鏡の裏に間接照明を仕込んだりする方法があります。
顔色を自然に見せるためには、温かみのある電球色よりも、自然光に近い昼白色の光を選ぶのがおすすめです。

 

・間接照明でおしゃれな雰囲気を演出

洗面所の間接照明イメージ
空間に奥行きや立体感を与え、おしゃれな雰囲気を演出したいなら、間接照明を取り入れるのが効果的です。
例えば、洗面カウンターの下や吊戸棚の下、天井の廻り縁などに光源を隠して壁や天井を照らすことで、柔らかく落ち着いた光の空間を作り出すことができます。

間接照明は、リラックス効果も期待できるため、一日の終わりにくつろぎたい洗面所には特におすすめです。

 

■おしゃれな洗面所に欠かせない壁材と床材の選び方

壁材や床材は、洗面所の面積の大部分を占めるため、空間全体の印象を大きく左右する重要なポイントです。
ここでは代表的な壁材と床材について、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

・タイル:デザイン性と機能性を兼ね備える定番素材

洗面所でのタイル使用イメージ
タイルは、色、形、サイズ、質感のバリエーションが非常に豊富で、デザイン性の高い空間づくりに欠かせない素材です。耐水性や耐久性に優れており、汚れも落としやすいため、水回りに最適な素材と言えるでしょう。

洗面台の正面の壁(バックガード)や床の一部にアクセントとして使うだけでも、空間の印象がぐっと引き締まります。

 

・壁紙(クロス):手軽に雰囲気を変えられる

壁紙は、比較的コストを抑えながら、手軽に洗面所の雰囲気を変えることができる人気の素材です。色柄のバリエーションが非常に豊富で、シンプルな無地から、おしゃれな柄物、機能性に優れたものまで様々です。

洗面所には、防水性や防カビ性、消臭効果のある機能性壁紙を選ぶのがおすすめです。一面だけアクセントクロスとして大胆な色や柄を取り入れると、個性的な空間を演出できます。

 

・クッションフロア:水に強く手入れも簡単

クッションフロアは、塩化ビニール系のシート状床材で、耐水性に優れており、水濡れや汚れに強いのが特徴です。また、クッション性があるため、足腰への負担が少なく、物を落としても衝撃を吸収しやすいというメリットもあります。

デザインも、タイル調、木目調、石目調などバリエーションが豊富で、比較的安価で施工も容易なため、DIYでも人気の床材です。

 

・フローリング調床材:温かみと高級感をプラス

リビングなど他の部屋と統一感を持たせたい場合や、温かみのある空間にしたい場合に、フローリング調の床材を選ぶ方もいます。

ただし、通常のフローリングは水や湿気に弱いため、洗面所に使用する場合は、耐水性や防汚性に優れた表面加工が施された製品や、水に強い樹種を選ぶ必要があります。

 

■DIYでおしゃれな洗面所にチャレンジする際の注意点

「費用を抑えたい」、「自分好みの空間を自分の手で作りたい」という方にとって、DIYは魅力的な選択肢です。
ここでは、DIYでできることの例と、安全に作業を進めるためのポイントをご紹介します。

 

・DIYでできること:棚の取り付けや壁紙の張り替え

洗面所のDIYで比較的手軽に挑戦できるのは、収納棚の取り付けや、壁紙・リメイクシートの張り替え、鏡の交換、タオルハンガーや小物類の取り付けなどです。
例えば、壁にオープンシェルフを取り付けて見せる収納を作ったり、既存の洗面台の扉にカッティングシートを貼ってイメージチェンジしたりするだけでも、印象は大きく変わります。

 

・水回りDIYの注意点:防水と安全管理

洗面所のDIYで最も注意すべきなのは、水漏れ対策です。特に、洗面台の交換や水栓金具の取り替えなど、給排水管に関わる作業は専門的な知識と技術が必要です。DIYに慣れていない場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
また、壁紙を張り替える際も、下地処理や防水性の高い壁紙選びなど湿気対策をしっかり行うことが大切です。

 

・DIYに必要な道具と基本的な手順

DIYを始める前に、必要な道具を揃え、作業手順をしっかりと確認しておくことが大切です。例えば、棚を取り付ける場合は、メジャー、水平器、電動ドリル、ネジなどが必要です。壁紙を張り替える場合は、カッター、ローラー、ヘラ、のりなどが必要になります。
作業前には、必ず養生(周囲を汚さないように保護すること)を行い、安全ゴーグルや手袋を着用するなど、安全面にも配慮してください。

 

■まとめ

この記事では、おしゃれな洗面所を実現するための基本的な考え方から、具体的なデザイン事例、収納や照明のアイデア、DIYのコツ、リフォームのポイントまで、幅広くご紹介してきました。

洗面所は、家の中でも比較的小さなスペースですが、毎日の暮らしの快適さや気分を大きく左右する大切な場所です。少しの工夫やアイデアで、見違えるほどおしゃれで機能的な空間に生まれ変わらせることができます。
大切なのは、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、無理なく、楽しみながら理想の空間を追求することです。この記事が、あなたの理想のおしゃれな洗面所づくりを実現するための一歩となれば嬉しく思います。

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