布団干しバーができるまで
2022/ 10/ 12

布団干しバーができるまで

 

EC商品第一弾のとして、ALCOLOLO 布団干しバーを開発しました。

この商品のこだわりや開発の経緯などを担当者からお伝えさせていただき、
ご検討の際の参考になればと思います。 

従来まで布団干しは布団を干すためだけに作られており、
現在流行のシンプルモダンな家には馴染まず、
「何かダサいなぁ」と感じていました。

そこで、「機能性だけではなく、どのような家にも溶け込むシンプルな
布団干しを設計したい!」との思いで布団干しバーの開発に着手しました。


アルメタックスはアルミに強い会社。
なので、全体はアルミの素材感を全面に押し出し、スタイリッシュな
見た目を演出しつつ、バー部分は楕円形状に厚みを持たせることで
シンプルな見た目ながらもどこか親しみやすく、あたたかい印象を
持たせるデザインにしました。

バー材部分の楕円形状にもこだわり、何度も試験を行い、
掛けた布団が落ちにくい形状を追求しました。


従来であれば試験を行う際には各種JIS規格を確認しそれに合った方法で
試験を行うのですが、布団干しにJIS規格はありません。
なので、自分たちで試験方法を考え、厳しい独自規格を考案しました。

形状次第では「すぐに布団が落ちてしまう」など、自ら定めた規格を
クリアすることがなかなかできず苦労しました…。


中でも一番苦労したのは強度試験です。

アルミは、他の金属に比べて加工性に優れていますが強度は弱め…
普通に布団干しバー材にすると曲がってしまうのです。

「でも、うちはアルミの会社アルメタックス。アルミを全面に押し出した
布団干しをどうしても作りたい!」

アルメタックス・プライドが許しません。

そこで、アルミの中にスチール補強材を入れ、表面はアルミで
耐食性・加工性に優れ、内部はスチールで強度を高めるという
金属同士で強み弱みを補うよう設計。

また、ブラケットの形状には特に注力し、頑丈で、薄く、
美しいストレートのラインを作るため思考を重ねました。 

屋外利用のシミュレーションとして、熱膨張による金属同士の干渉による
音鳴り試験の検証や、使用回数を想定したバー材部分のアルマイト皮膜について
耐摩耗性の検証など様々な課題を乗り越え、機能性はもちろんデザインにまで
こだわり抜き、完成したのがALCOLOLO 布団干しバーになります。

▼熱影響の検証

▼耐摩耗性の検証

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

簡単に開発経緯やこだわりをお話しさせていただきましたがいかがでしたか。
是非ご検討をお願いいたします。